2015 Fiscal Year Research-status Report
弱視学生支援システムを整備・拡充するための理解促進プログラムの開発
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15K17422
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
相羽 大輔 愛知教育大学, 教育学部, 助教 (50735751)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 障害学生支援 / 合理的配慮 / 弱視 / ロービジョン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、弱視学生が求める合理的配慮の内容を具体化した上で、それに応じた学習支援サービスに対する健常学生の態度と、それを受容的に変容させる情報が何かを、補助具活用場面との関係から検討し、弱視学生支援システムを整備・拡充するための理解啓発プログラムを開発することである。 平成27年度は、次年度から行う本格的研究の準備段階として、高等教育における弱視学生の支援サービスについての実態調査を当事者支援団体の協力を得て実施した。 47名の弱視学生(在学生及び卒業後10年以内の者)を対象に、面接調査を実施し、(1)大学生活における困難状況、(2)その解決手段(障害開示・援助要請状況等)、(3)大学に求めた(あるいは、提供してもらった)支援サービス等について聴取し、(1)と(2)については日本特殊教育学会第53回大会、及び、第16回日本ロービジョン学会学術総会で発表した。また、(3)については研究紀要にまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
弱視学生は障害学生の中でも数が少なく、目立たない。そのような中、当事者支援団体(視覚障がい者ライフサポート機構 “viwa”)と連携をとったことにより、多くの弱視学生の実態を調査でき、次年度の質問紙作成に欠かせない支援サービスのデータベースを作成することができた。このため、おおむね、研究は順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は高等教育における弱視学生の支援サービス内容を分類し、健常学生の支援意識を測定するための質問項目を作成する。その上で、弱視学生支援サービスに対する健常学生の態度に及ぼす個人要因の影響について検討を行う。
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Research Products
(3 results)