2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development Support and Education System for Children with Intellectual Disabilities' Health Promotion using Smartphone
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15K17430
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| Research Institution | National Institute of Technology, Toyama College |
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Principal Investigator |
大橋 千里 富山高等専門学校, 一般教養科, 准教授 (60462131)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 知的障がい児 / 身体活動量 / 健康づくり支援 / スマートフォンアプリ / 遠隔支援 / 運動習慣の形成 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、平成28年度までに開発したプロトタイプの「健康づくり支援システム」の実装実験を継続的に行った。長野市に所在する東長野病院の協力のもと平成28年4月から本システムを利用している特別支援学校小学部のダウン症候群男児を対象に平成30年3月までの2年間にわたって実装実験を行った。
平成28年度は、本システムを利用することにより、使用前よりも身体活動量および運動実施機会が増加したことを報告した。さらに長期的な健康づくり支援活動の実施により、対象者の運動習慣の定着を図ることを目的に平成29年度は実装実験を行った。その結果、本システムが運動習慣の定着に効果をもたらす可能性を見出すことができた。
知的障害を有する成人にも本システムが生涯にわたる健康づくりに有効であるかを検証するために、軽度知的障害を有する40代のターナー症候群女性1名を対象に本システムを利用した健康づくり支援を行った。成人を対象とした実装実験ではダウン症候群男児と同様に、システム利用前よりも使用中の身体活動量の増加を確認することができた。
昨年度全国KOSEN支援機器開発ネットワークが管理するポータルサイトからアプリのダウンロードができるよう整備し、全国展開を目指したが十分なダウンロードを確認できなかった。
研究成果は、広島市で開催された「International Symposium on Teaching, Education, and Learning 2017」、アメリカ、ハワイ州で開催された「The 5th IIAE International Conference on Intelligent Systems and Image Processing 2017」にて報告した。教育学、および情報工学系の学会にて発表したことにより、本研究で開発した健康づくりシステムを多面的に評価することができた。
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