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2015 Fiscal Year Research-status Report

オフィオライト海洋地殻を用いた熱水変質に伴う元素移動モデルの確立

Research Project

Project/Area Number 15K17790
Research InstitutionNational Institute of Advanced Industrial Science and Technology

Principal Investigator

山岡 香子  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究員 (30610399)

Project Period (FY) 2015-03-01 – 2019-03-31
Keywords海洋地殻 / 熱水変質 / 同位体
Outline of Annual Research Achievements

本年度は産休・育休の取得に伴い、8月末まで内定を留保するとともに、研究実施期間を1年間延長することとした。9月からの職場復帰後は、予想以上に時間の制約が大きかったため、本格的な作業は開始せず、分析に必要な物品の購入、クリーンルームの整備、分析機器の調整など、来年度に向けた準備を行った。また、オマーンオフィオライト海洋地殻の主要・微量元素分析の補助を担当するテクニカルスタッフ雇用のための準備を行った。オマーンオフィオライト未変質玄武岩の分析については、試料を保有する研究協力者と打ち合わせを行い、当初計画していたような未変質部分を分離して溶液化し、ICP質量分析計を用いて元素分析を行う手法ではなく、レーザーアブレーションICP質量分析計を用いた手法を検討することとした。各種同位体の分析については、イオンクロマトグラフィーを用いた化学分離法の確立に向けた予備実験を行い、概ね良好な結果を得た。また、研究協力者の協力のもと、産業技術総合研究所所有のマルチコレクタ型ICP質量分析計を用いて、リチウム、鉛、ストロンチウム等の標準試料の繰り返し測定による分析精度の検証を行い、十分な精度での測定が可能であることを確かめた。本年度は、まだデータが得られていないため成果発表は行わなかったが、日本地球化学会年会に参加して、海洋地殻の熱水変質に関する最新の研究について情報収集を行うとともに、先行研究の文献資料を収集して、これまでの知見を整理した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度は育休復帰後の9月から研究を開始したため、本格的な分析作業に取り掛かることは出来なかった。しかし、研究実施期間を1年間延長したことを踏まえると、準備状況は概ね順調と考えられる。

Strategy for Future Research Activity

来年度はまず、オマーンオフィオライト海洋地殻の主要・微量元素分析を実施する。また、標準岩石試料を用いて、各種同位体分析の精度・確度の検証を行う。

Causes of Carryover

育休復帰直後で、予想以上に時間の制約が大きく、本格的な分析作業を開始できなかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

主要・微量元素分析に必要な消耗品および試薬の購入に使用する。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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