2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of SR Motor Driving Method Based on New Control Theory for Rare Earth Free Electric Vehicles
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15K18021
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| Research Institution | Okayama University |
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Principal Investigator |
梅谷 和弘 岡山大学, 自然科学研究科, 助教 (60749323)
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2015-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | スイッチトリラクタンスモータ / モータ理論 / トルクリプル / 電源電流リプル / 解析力学 / 駆動方法 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は，環境にやさしい移動システムとして普及している電動自動車に対し，レアアースを用いなくとも高出力が得られるSR モータを用いた実用的な駆動システムを提供することにある．この目的ため，研究期間を通じてインバータ電源電流を一定にする定電源電流とモータ出力を一定にする定トルク出力の両方を実現できる新しいSRモータ駆動方法を開発している．29年度までの研究によって，この両方の特性を実現できる新しいSRモータの駆動方法を考案し，さらにこの駆動方法に特化して最適化したSRモータの新しいロータ構造を開発することができた．最終年度では，実際のモータベンチにおいてこのロータ構造の性能評価に取り組み，以下の成果を得ることができた．
１．ロータ評価のため，モータベンチの高回転・高出力化に向けた改造を実現した．なお，この改造では，モータ負荷としてこれまで用いていたヒステリシスブレーキに代えて，誘導モータを使用するよう変更している
２．モータベンチによって開発したロータ構造によるSRモータを駆動する実験を行い，新しく開発したモータ構造によって，想定通り定電源電流および定トルクでの駆動が実現できることを確認できた．
３．モータベンチを用いた評価結果から，想定通り，提案するロータ構造を用いることで従来のSRモータに比べて提案駆動方法下での銅損低減効果を確認できた．銅損低減効果量は動作条件にもよるが，約2.5～4割程度を実現できており，提案ロータ構造の有用性を実験的に確認することができた．
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