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2016 Fiscal Year Research-status Report

知的障害者グループホームを対象とした障害者の地域居住に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15K18178
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

松原 茂樹  大阪大学, 工学研究科, 准教授 (10399248)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywordsグループホーム / 知的障害者 / 地域居住
Outline of Annual Research Achievements

グループホーム(以下、GH)に入居する障害者の地域居住の現状を把握するため、大阪府の4自治体に立地するGHにアンケートを行った。アンケートは、GHの建物状況、日中活動場所との関係、近隣との関係などを質問した。345部配布し回答は58部であった。調査結果を以下にまとめる。1)建物種別と定員の関係をみると、公営集合住宅では定員2名が多く、戸建住宅では定員4名以上が多かった。2)建物の所有関係について、所有は7GH、賃貸は51GHであった。3)最寄り駅との距離は、徒歩20分以内が31GH、公共バス20分以内が14GH、30分以内が6GHであった。比較的鉄道にアクセスしやすい徒歩圏に立地するGHが半数以上であった。4)日中活動に通う事業所について、同じ社会福祉法人の事業所が26箇所、別の社会福祉法人の事業所が55箇所、一般就労が42箇所であった。6)日中活動の場所への移動手段について、一般就労ではバス・鉄道が36箇所であるが、同じ社会福祉法人の事業所では徒歩が7箇所、車(送迎車)が9箇所、バス・鉄道が7箇所であった。別の社会福祉法人の事業所では徒歩が6箇所、車が9箇所、バス・鉄道が31箇所であった。別の社会福祉法人の事業所や一般就労の事業所の移動手段は公共交通機関のほうが多い。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初予定していたアンケートと視察施設の調査を行い、アンケート回答数が少なかったが予定通り研究が進捗している。

Strategy for Future Research Activity

アンケートのさらなる分析と、アンケートの回答数が少なかったため追加でアンケートを実施する。
研究のまとめとしてアンケート調査の結果とインタビュー調査の結果から、GHの居住地と日中活動・外出先との関係を明らかにし、地域居住に関する実現状況を評価する。

Causes of Carryover

当初予定していたアンケートと視察施設の実施年度を入れ替えたが、当初の予定の視察数より少なかったため当初の見込額と執行額は異なったが、研究計画に変更はなく、前年度の研究費も含め当初予定通りの計画を進めていく。

Expenditure Plan for Carryover Budget

アンケートの追加配布を行う.また居住者の地域居住の実態を定性的に把握 するため特定のグループホームを対象にインタビュー調査を実施する .

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Published: 2018-01-16  

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