2016 Fiscal Year Annual Research Report
坐骨神経疼痛及びその回復過程におけるGABAの機能
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15K18343
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
金 正泰 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 特命助教 (10736036)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 頚骨神経切断 / KCC2 / 行動評価 / GABA / 遺伝子欠損マウス |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度に続き、野生型を用いて慢性疼痛動物モデルを作製している。坐骨神経圧迫モデルでは、手術3日目に下肢運動機能が有意に低下し、1ヵ月後運動機能が回復することを確認した。損傷後の脊髄では、前角と後角ともにK-Cl-Cotransporter2(KCC2)低下した後、徐々に回復した。この結果から、坐骨神経損傷後脊髄においてGABAは興奮性に作用し、神経の再生特に、軸策の再生に関与している可能性が示唆された。共に、頚骨神経切断モデルを作製し、運動機能および感覚機能を解析した。切断後14日目まで下肢運動機能は著しく低下し、3ヶ月に掛けて一部機能回復を示した。Von Frey testでは損傷側で感覚異常が生じた。頚骨神経が支配している脊髄後角内側でのKCC2低下および回復が確認できた。この結果から、神経損傷を直接受けている脊髄のGABA関連物質の解析が可能になった。続いて、GABA関連分子欠損マウスを用いて頚骨神経切断モデルを作製し、行動評価をしている。
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Research Products
(6 results)