2015 Fiscal Year Research-status Report
卵母細胞成熟における必須遺伝子スクリーニング法の開発と応用
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15K18387
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森 雅志 大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (00747941)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 生殖 / 卵母細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではsiRNAを用いて卵母細胞で強く発現する遺伝子をノックダウンして、最終的にノックアウトする遺伝子をスクリーニングすることを計画した。平成27年度の半ばに他の研究室から卵母細胞における網羅的なノックダウンの研究成果が発表された(Pfender S. et al., Nature 2015)。この論文では800以上もの遺伝子のノックダウンを行っており、表現型が見られる遺伝子数個について解析結果を報告していた。その際に我々の候補遺伝子の多くはすでに彼らによってノックダウンされていたが、表現型の報告はなかった。ノックダウン実験の長所は遺伝子改変マウスを作製することに比べて格段に解析が速いことであるが、短所として標的遺伝子の発現を完全には抑制できないこと、標的以外の遺伝子発現を阻害してしまう可能性が挙げられる。そこで計画していたノックダウンによるスクリーニング実験を省略し、ノックアウトマウスの作製を遺伝子の探索なしに行うことにした。上記したノックダウンの論文を参考に遺伝子を選別し、それらのノックアウトマウスを作製している。現在6遺伝子に対するノックアウトマウスを作製しており、そのうちの1つがすでに低妊孕率を示している。今後はさらに標的遺伝子を増やし、それらのノックアウトマウスで産子数に変化が見られるかを検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
他の研究室から似たような論文を発表されてしまったが、その論文を参考に研究をさらに発展させられている。順調にノックアウトマウスが作製できており、表現型を示すものも得られている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も引き続きノックアウトマウスを作製し、不妊となる遺伝子を探索する。
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Research Products
(2 results)