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2017 Fiscal Year Research-status Report

農業・食品産業と観光資源の融合による地域活性モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 15K18748
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

石田 貴士  千葉大学, 大学院園芸学研究科, 助教 (30623467)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywordsインバウンド / 観光政策 / 地域経済振興
Outline of Annual Research Achievements

訪日外国人観光客市場いわゆるインバウンド市場は、ここ数年で著しく成長している。こうした外国人観光客の増加は、特に産業集積の少ない地方中小都市にとって、地域に雇用と収入をもたらすことが期待されている。そのため、外国人観光客の受け入れのための環境整備は、地方自治体にとって重要な政策課題と言える。外国人観光客を誘致するための政策やマーケティング戦略を立案するためには、外国人観光客が日本の地方都市にどのような観光資源を求めていて、それらに対してどのような評価を行っているのかを知ることが必要である。また、実際に誘致政策を行うためには、事業者の外国人観光客受け入れに対する意識も把握しておかなければならない。
そこで、当該年度は、青森県黒石市役所の協力のもと、外国人観光客受け入れに対する意識を明らかにするために、市内の事業者に対するアンケート調査を行った。さらに、地方中小都市における効果的な誘致政策を検討するために、外国人留学生に対するモニターツアーを実施し、モニターツアー参加者に対しアンケート調査をおこなった。両調査により得られたデータは統計解析を行ない、現在、分析結果を論文として取りまとめ平成30年度中の投稿を目指している。分析により得られたインプリケーションは、黒石市役所主催のインバウンド勉強会において報告し、市および事業者に対しフィードバックを行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

事業者およびモニターツアー参加者へのアンケート調査およびその集計は年度内に終了し、その分析結果をもとに論文を執筆中である。しかしながら、分析結果を解釈する中で、インバウンド観光客の意識および行動のさらなる理解のためには、外国人観光客に対する追加アンケートが必要であることが判明した。

Strategy for Future Research Activity

黒石市内で外国人観光客が多い「ランプの宿青荷温泉」の宿泊者に対し、アンケート調査を行ない、そこで得られたデータをもとに、インバウンド観光客の意識・選好・行動について、より詳細な統計分析を行う予定である。

Causes of Carryover

当初計画では、事業所に対するアンケート調査経費として、郵送費、データ入力謝金などを計上していたが、黒石市役所の協力により費用の節約ができた。一方で、分析結果についてより明確な考察を行うためには、宿泊施設の利用者に対し追加アンケートを実施する必要性が出てきたため、そちらに予算を回すことになった。追加調査については、年度内に実施することができなかったため、次年度繰越となった。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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