2023 Fiscal Year Annual Research Report
Child Health and Cognitive Development in Rural Cambodia: Focus on Maternal Labor Force Participation in the Non-Agricultural Sector
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15K18753
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| Research Institution | Nagasaki University |
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Principal Investigator |
三輪 加奈 長崎大学, 経済学部, 教授 (00552001)
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2015-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 子どもの人的資本 / 開発途上国の農村開発 / 貧困削減 / カンボジア |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、開発途上国のひとつであるカンボジアの農村部における、子どもの健康・栄養状態および認知発達（cognitive development）に焦点をあて、それらの決定因を、計量経済学的な実証分析により明らかにすることである。
令和５年度（2023年度）は8月にカンボジアでの現地調査を実施し、コンポンスプー州およびタケオ州の農村において家計聞き取り調査を行った。また、聞き取り調査において収集したデータを用いた研究分析を行い、その研究成果を国内の学会大会で報告した。
本課題が採択されたのは平成27年度（2015年度）であるが、同年度から産前・産後休暇と育児休業の取得に伴う研究期間の延長と中断を申請し、平成30年度（2018年度）から本研究課題を再開した。平成31年度（2019年度）には、カンボジアに渡航し調査対象地域の農村の訪問と村長への聞き取り、およびその後の調査について依頼や協議を行った。そして本調査の実施を模索していた矢先に新型コロナウイルス感染症の世界的な流行が発生し、海外渡航に加え国内での研究活動も制限を受けることとなった。新型コロナウイルス感染症の拡大による研究計画変更等に伴い2年間の研究期間延長を行い、それでも現地調査の実施ができず本研究課題の分析に必要なデータを十分に得られなかったことから、再度の延長を行った。それにより、令和5年度が最終年度となっている。
海外渡航が困難な期間は、研究代表者が過去に収集したデータおよび、カンボジア国内で実施されているカンボジア社会経済調査およびカンボジア人口保健調査などのデータを入手し、それらを用いた研究課題に関する研究分析を行い、国際学会等でも報告をしてきた。最終的には本研究の課題について、概ね達成が出来たものと考えている。
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