2017 Fiscal Year Annual Research Report
A study of incremental planning method in the parks and green space
Project/Area Number |
15K18816
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
武田 重昭 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 助教 (10549695)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 公園緑地計画 / インクリメンタル・プランニング / パークマネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、まず公園緑地に関する代表的な計画の時代的変遷の特徴を捉えた。その結果、公園緑地は都市の骨格を形成し、緑地の持つ機能を最大限に高めようとすることから、公園緑地を媒介とした市民の主体性や地域に対する愛着などを育むことで、都市の持続可能性につなげようとする点に重きが置かれるように変化してきていることが明らかとなった。 次に、大阪府営泉佐野丘陵緑地を対象に、公園づくりの管理・運営方針を検討する運営審議会の会議内容と現地活動を担う市民団体であるパーククラブの活動内容の経緯を明らかにすることで、多様な主体が協働して状況に応じた柔軟な完成像を共有し、整備の成果を確認しながら漸進的に事業を推進する「シナリオ型」公園づくりの展開プロセスを探った。その結果、公園整備・運営の各ステージにおいて、段階ごとの状況にきめ細かく対応した方針を検討できることや、方針検討の場と実践調整の場の双方を連動させることで、方針に即した活動を進めるだけでなく、実践調整の中で生じた課題を方針検討の場にフィードバックさせ、次の段階への進展を考えることができることが明らかとなった。
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