2015 Fiscal Year Research-status Report
脳fMRIを用いた腰部脊柱管狭窄症による痛みの可視化へ向けた基礎研究
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15K19192
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
水野 健太郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10725675)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | fMRI / 腰部脊柱管狭窄症 |
Outline of Annual Research Achievements |
われわれは、ラットの腰椎椎弓を切除し、硬膜管の後方にシリコンラバーを挿入することで、多椎間において硬膜管を後方から圧迫し、腰部脊柱管狭窄症モデルラットを作製した。現在、このモデルラットの足底に電気刺激を与え、fMRIを撮像しているが、刺激方法、撮像方法を調整し、検討を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
腰部脊柱管狭窄症モデルラットの作製に時間を要したこと、また、足底の刺激方法、MRの撮像方法を慎重に検討していることから計画当初より進行が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
撮像条件を決定した上で、一定の方法で撮像を行い、fMRIで神経細胞の活動が起こった部位について観察を行う。また、刺激を温熱刺激、化学刺激、機械刺激に変更し、それぞれの刺激でfMRIを撮像する。最終的には、刺激の強度を変化させて、信号強度変化を測定し、疼痛の定量的評価を試みる。
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Causes of Carryover |
モデルラット作製に時間を要したことから、当初の計画より研究が遅延している。そのため必要と予定していた動物や実験器具をまだ購入していないため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
前年度購入予定であったが、購入できなかった動物や実験器具の購入に充てる。
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