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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Evaluation of pain caused by lumbar canal stenosis using functional MRI

Research Project

Project/Area Number 15K19192
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

水野 健太郎  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (10725675)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2017-03-31
KeywordsfMRI / 痛みの可視化
Outline of Annual Research Achievements

超高齢化社会を向かえ、健康寿命を脅かす運動器疾患の中でも腰部脊柱管狭窄症に罹患する患者数は増加している。主症状は疼痛性の間欠跛行であり、腰臀部痛および下肢痛をきたす。治療として消炎鎮痛剤やプロスタグランジン製剤の内服、神経ブロックなどの保存療法が第一選択であり、それに抵抗する場合に除圧術や固定術の手術療法が選択される。
本症では、馬尾神経あるいは神経根が腰椎の退行性変化で生じる椎間板膨隆、靭帯肥厚および骨棘形成などで慢性的な物理的圧迫を受けて痛みを発症する。痛みの部位とMRI上の画像所見から責任高位を診断するが、画像上の圧迫所見が必ずしも痛みの原因とはならないことも多く、痛みを画像で客観的に捉えることは確立されていない。さらに、本症のような慢性刺激が関与する疼痛性疾患では、早期から心理的・社会的因子が、疼痛の発生、増悪や遷延化に深く関与していることが知られ、痛み感覚が共有する脳内神経ネットワークが存在すると考える。しかし、痛みを客観的に評価する方法は確立されていない。研究者らは脳におけるfunctional MRI(fMRI)を用いて、腰部脊柱管狭窄症による痛みの画像評価を行うことを本研究の目的とした。腰部脊柱管狭窄症のモデルラットを作成し、足底に電気刺激を加え、fMRIの撮像を行った。健常ラットも同様に撮像を行ったが、健常ラットと比較して、信号強度の異なる個体もあったが、ほとんど相違を認めない個体もあった。今後個体数を増やして検討する必要がある。また、神経根や馬尾を結紮して撮像を行うなどさらなる研究が必要であると考えた。

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Published: 2018-01-16  

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