2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
15K19207
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
熊崎 祐 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (10535488)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 画像誘導小線源治療 / 線源停留位置精度 / 品質管理システム / QAファントム |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度では、安全で高精度な3次元画像誘導小線源治療(3D IGBT)の提供、均てん化を目指して、現在までに3D IGBT用の品質保証ファントムの開発し小線源治療システムのQA方法(線源停留位置精度の確認)の確立した。具体的には3D IGBTに使用されている主要なアプリケータを再現性高く設置でき、どの施設でも同じ測定系を構築できるファントムと、線源停留位置精度を自動で定量的に解析可能なソフトウエアを作成した。 3次元画像誘導小線源治療(3D IGBT)により、患者毎に腫瘍や正常組織に合わせた高精度な治療を提供することが可能となったが、品質が担保されていない状態で治療すると重篤な障害を患者に与える可能性があるため、適切なQA/QCを実施する必要があるが、Ir-192における3D IGBTの照射精度を定量的に計測するQA方法はないため、ファントム開発を含めたQA方法を確立させる意義は大きい。また、現状、市販されている3D IGBT用の品質保証ファントムは存在しないため、本研究で開発する品質保証ファントムを商品化することにより、全国の小線源ユーザーが行うQA/QCの一助となりうる。 本研究で開発したQA手法は実際の治療を模擬したend to end試験を採用しているため、実臨床と同条件で画像誘導小線源治療の品質保証が可能であり、某大学で起きた照射位置間違いを未然に防ぐことが可能である。また、がん拠点病院などを対象とした放射線治療の均てん化を目的とした郵送型第三者評価法としても使用可能である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画書どおりに順調に進展しており、学術大会で研究成果を報告できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度では、線源停止位置精度だけでなく、線量精度と照射線量分布精度の確認するためのファントムは概ね完成したため、実際に実測して検証する。さらには、他施設での郵送調査を行う予定である。
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Causes of Carryover |
本研究を円滑に進行させるためにファントム開発の一部を次年度としたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
残りのファントム開発に使用する。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] A Japanese prospective multi-institutional feasibility study on accelerated partial breast irradiation using interstitial brachytherapy: treatment planning and quality assurance. Radiation Oncology2015
Author(s)
17.Otani Y, Nose T, Dokiya T, Saeki T, Kumazaki Y, Asahi S, Tsukiyama I, Fukuda I, Sekine H, Shikama N, Takahashi T, Yoshida K, Kotsuma T, Masuda N, Yoden E, Nakashima K, Matsumura T, Nakagawa S, Tachiiri S, Moriguchi Y, Itami J and Oguchi M
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Journal Title
Radiation Oncology
Volume: 10
Pages: 126-133
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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[Presentation] 画像誘導放射線治療2015
Author(s)
熊崎祐
Organizer
日本放射線腫瘍学会
Place of Presentation
ベイシア文化ホール(群馬県前橋市)
Year and Date
2015-11-20 – 2015-11-20
Invited
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