2016 Fiscal Year Annual Research Report
A study to elucidate the role of VAMP7 in insulin secretion from pancreatic beta-cells.
Project/Area Number |
15K19525
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
青柳 共太 杏林大学, 医学部, 講師 (50453527)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | インスリン分泌 / 糖尿病 / オートファジー |
Outline of Annual Research Achievements |
VAMP7は膜融合を仲介するいわゆるSNAREタンパク質である。昨年度までの研究によって、膵β細胞においてVAMP7はオートファゴソーム形成に関与することにより、オートファジーによる機能不全ミトコンドリアの除去に関わること、さらに細胞内におけるミトコンドリア品質管理を介してインスリン分泌に関与することを明らかにした。しかしながらVAMP7の細胞内局在や、オートファゴソーム形成制御機構については不明であった。そこで本年度はVAMP7の細胞内局在の解析と、VAMP7によるオートファゴソーム形成の制御機構について研究を行った。 膵β細胞由来の株化細胞であるMin6細胞および初代培養膵β細胞を用い、ショ糖密度勾配遠心法や免疫染色法によりVAMP7の細胞内局在について解析を行った。その結果、VAMP7はRab11が局在するリサイクリングエンドソームに局在することを見いだした。次に、VAMP7がどのようにしてオートファゴソーム形成に関与するか明らかにするために、VAMP7欠失膵β細胞とVAMP7変異体を用いた機能回復実験を行った。その結果、VAMP7のN末端に存在するLonginドメインを欠失したVAMP7変異体を強制発現させてもVAMP7欠失膵β細胞におけるオートファゴソーム形成不全が回復できなかったことから、VAMP7によるオートファゴソーム形成制御にはLonginドメインが重要な役割を果たしていると結論した。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Opposing roles for SNAP23 in secretion in exocrine and endocrine pancreatic cells2016
Author(s)
Kunii M, Ohara-Imaizumi M, Takahashi N, Kobayashi M, Kawakami R, Kondoh Y, Shimizu T, Simizu S, Lin B, Nunomura K, Aoyagi K, Ohno M, Ohmuraya M, Sato T, Yoshimura SI, Sato K, Harada R, Kim YJ, Osada H, Nemoto T, Kasai H, Kitamura T, Nagamatsu S, Harada A
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Journal Title
Journal of Cell Biology
Volume: 215
Pages: 121-138
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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