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2016 Fiscal Year Annual Research Report

The ratio of urinary coproporphyrin in pediatric period

Research Project

Project/Area Number 15K19655
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

近藤 園子  香川大学, 医学部, 助教 (70437680)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2017-03-31
Keywords尿中コプロポルフィリン
Outline of Annual Research Achievements

1.サンプリングを行った。当院に健診や診療のために外来受診した小児、さまざまな疾患の治療のために入院した小児、新生児集中治療室での治療を経て軽快し、自宅退院までの間に小児科病棟に入院した新生児などで尿検査を行った児のうち、家族よりインフォームドコンセントを得られた児を対象としサンプリングを行った。臨床検査で利用した残りの尿が最低100μL 残っていれば、それを試料として利用した。得られた試料は遮光下で1500g15 分遠心を行い、その上清を保存チューブに入れNa2CO3 を5g/L になるように添加。その後-80℃で凍結保存した。2.サンプルの測定を行った。得られたサンプルを解凍し十分撹拌し、サンプル100μL に12.5N のHCL を希釈して作成した10N のHCL を5μL 添加。20 秒混和したのち、20,000rpmで10 分間遠沈し上清50μLをHPLC に注入し測定を行った。平成27 年度に確立した測定条件を用いた。UCP-ⅠとUCP-Ⅲの分離条件は良好であった。3. 測定結果の解析を行った。UCP比と生後日齢・修正在胎週数の関係については、生後日齢1-15歳(早産児14名を含む)の113名で検討し、生後日齢とUCP比には有意な相関がなく、修正在胎週数とUCP比には中等度の逆相関を認めることを報告した。また、早産児と正期産児のUCP比を調べ、ABCC2トランスポーター活性の発達的変化の差異について検討したところ、1)生後日齢とUCP比の検討では正期産児群で負の相関を認めたが早産児群では認めず、早産児では正期産児よりも生後ゆるやかにABCC2トランスポーター活性が発達する可能性が示唆された。2)修正在胎週数とUCP比の検討では正期産児群で負の相関を認めたが早産児群では認めず、正期産児群と早産児群での適応の差が影響している可能性があると考え報告した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2016

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Developmental characteristics of urinary coproporphyrin I/(I + III) ratio.2016

    • Author(s)
      Kunikata J, Okada H, Itoh S, Kusaka T
    • Journal Title

      Pediatr Int

      Volume: 58 Pages: 974-978

    • DOI

      10.1111/ped.12965

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 早産児と正期産児における尿中コプロポルフィリンI/(I+III)比の発達的変化2016

    • Author(s)
      近藤 園子
    • Organizer
      第61回 日本新生児成育医学会学術集会
    • Place of Presentation
      大阪
    • Year and Date
      2016-12-01 – 2016-12-03

URL: 

Published: 2018-01-16  

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