2016 Fiscal Year Research-status Report
羊水由来間葉系幹細胞の脱細胞化気管への投与による広範気管再生医療
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15K19657
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
和田 桃子 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (30741219)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | Regenerated Trachea / scaffold / 胎仔幹細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,出生直後より重篤な呼吸障害を来す先天性気管無形成に対して,長期生存を目指すべく,出生前診断のついた患者に対して,妊娠後期からRegenerated Trachea(RT)を作成し,新生児期に移植する治療法を確立することを目的としている. 現在,再生気管のscaffoldのためのラットの気管摘出および脱細胞化のための動物実験申請を行い認可を得ているが,マウスでの同様実験のために動物実験申請を再申請中である.認可されれば,摘出した気管を脱細胞化しscaffoldの作成が可能かを検証する実験へ移行する. 並行して,scaffoldへ散布する上皮細胞および軟骨細胞を培養するため,間葉系幹細胞を培養し,軟骨への分化誘導を行なっているところである.上皮細胞への分化誘導誘導はまだ開始できていない.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
施設内での研究場所が変更となり,scaffold作成のための動物実験を再度申請中である. 散布細胞の分化誘導実験に関しては,羊水から採取した胎仔幹細胞の培養を行なっているところで,やや遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,摘出気管の脱細胞化を進め,scaffoldを作成する技術を安定させる.また,胎仔幹細胞から軟骨細胞および上皮細胞へ分化誘導を行い,scaffoldへの散布を行う.
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Causes of Carryover |
散布細胞の分化誘導実験に関して、羊水から採取した胎仔幹細胞の培養を行なっているところで、やや遅れているため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
胎仔幹細胞から軟骨細胞および上皮細胞へ分化誘導を行い、scaffoldへの散布を行う。
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