2015 Fiscal Year Research-status Report
Pletelet Rich Plasmaを用いた新規放射線有害事象の治療法開発
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15K19793
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
松尾 圭朗 神戸大学, 医学部附属病院, その他 (90749201)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 放射線脱毛 / 多血小板血漿 |
Outline of Annual Research Achievements |
ラット脱毛・皮膚障害モデルに対して、ラット血液より作成したPlatelet rich plasma(以下PRP)を、放射線の線量や投与方法、投与期間・タイミングを変更しながらもっとも有効に効果の認められる投与方法や投与期間・タイミングを検索している。 現在まで、およそ10パターンの投与線量、投与方法、投与期間・タイミングで実験を行い、脱毛に対して効果があると思われる投与線量、投与方法、投与タイミングを認めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
H28年度前半で効果の最大限認められるPRP投与期間や投与方法、投与タイミングを決定する予定であったが、現在は効果の認められると思われる上記組み合わせを認めたところであり、今後追加での確認実験やさらに効果的な組み合わせの検討が必要となると思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
現在は効果の認められると思われる上記組み合わせを認めたところであり、今後同条件での確認実験やさらに効果的な組み合わせの検討実験を行う予定である。もっとも効果的な組み合わせが確認でき次第、元の予定の通り、病理組織学的な検討を行い、PRP効果発現の機序なども推測する。
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Causes of Carryover |
計画ではH28年度前半のうちにPRPが最も効果的に発現する投与タイミングや投与期間などを決定し、次なる病理組織学的検討の準備に入っている予定であったが、やや計画がおくれており、病理組織学的検討の準備にまだはいっていないため、これらの準備費用を次年度に回している。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
病理組織学的検討にむけての準備(抗体の購入など)や実験動物購入にあてる予定である。
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