2016 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of a longitudinal quantitative assessment method for carotid artery plaques using three-dimensional high-contrast MRI
Project/Area Number |
15K19813
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
大浦 真央 岩手医科大学, 医学部, 助教 (60713899)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 頸動脈プラーク / MRI / 頸部エコー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は頸動脈プラークの正確で汎用的な性状判定法を確立し、薬物の治療効果の汎用的指標としての意義を明らかにすることである。 高尿酸血症があり尿酸低下療法を受けておらず、超音波検査で頸動脈プラークを認め(プラーク内膜複合体厚1.1mm以上)、適格基準を満たした患者をエントリーした。エントリーした患者をフェブキソスタット投与群と非投与群に分け、投与群は通常投与法通りフェブキソスタットを10mgから開始し漸増後40mgまで増量し維持し血清尿酸値を正常範囲内で加療し、栄養指導も行った。非投与群は栄養指導を行い、定期的に血清尿酸値をモニターした。ベースライン、フェブキソスタット投与6ヶ月後、12ヶ月後に1.5 テスラ MRI装置を用い3次元高コントラスト撮像法(3D-FSE法)による頸動脈MRプラークイメージング、3D頸動脈エコーを行いプラークの内部性状の経時的変化をモニタリングした。頸動脈MRプラークイメージングの評価項目としては独自に開発した解析ソフトウェアを用いてプラークの胸鎖乳突筋に対する計測したプラーク内成分の構成比率を用い、3D頸動脈エコーの評価項目はプラーク内中膜複合体厚、プラーク体積、プラーク輝度、Gray scale median(GSM)を用いた。高尿酸血症の薬剤介入群、非介入群の2群において評価項目に有意差があるか確認し、フェブキソスタットの動脈硬化病変に対する効果を検討した。 2015年10月よりエントリーを開始したが、適格基準を満たす患者のエントリーが進まず、また適格基準を満たすもののプラーク体積測定不能であったり、エントリー後に他の薬剤開始が必要となるなどドロップアウト症例が多く、解析に必要なデータ数を集めることが出来なかった。
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Research Products
(2 results)