2015 Fiscal Year Research-status Report
機能的MRI解析を用いた努力性呼吸困難感の新たな評価法の確立
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15K19828
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
小田 華子 久留米大学, 医学部, 助教 (40569422)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 呼吸困難感 / 機能的MRI |
Outline of Annual Research Achievements |
気流閉塞体感器を用いた健常人における努力性呼吸に伴う呼吸困難感をfMRIを用いて脳内活動変化を可視化し、呼吸困難に関与する中枢機能ネットワークを解明したいと考えている。現在、健常人に関しては、10名の検査が終了している。解析に関しては合計18名終了時点で行う予定である。その後、COPD患者への検討も行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今回の検査に使用する気流閉塞体感器の妥当性を評価するのに時間を要した。その後、健常人のエントリーを開始となった。機能的MRIを施行する前に、検査日の流れを知るうえで、別日に呼吸訓練を行うスケジュールとなっているが、日程がなかなか合わず遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
呼吸訓練の実施できる時間帯の拡大と1回あたりの訓練時間の短縮を進めていく。 また、機能的MRIの予約時間の枠を増やしていくことで、対応する予定。
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Causes of Carryover |
現在、機能的MRIや採血などの検査を施行している健常人は10名であり、進捗状況がやや遅れているため、検査にかかる費用などが使用出来なかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
スケジュールなどの問題は改善されているため、今後は比較的スムーズにエントリーがされていくと考えており、それに応じて機能的MRIをはじめとする検査および解析も行う予定である。結果の妥当性が確認できれば、軽症COPD患者に対しても行っていく予定である。
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