2015 Fiscal Year Research-status Report
頭頸部扁平上皮がんにおけるがん幹細胞関連分子と放射線抵抗性に関する研究
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15K19836
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
村上 直也 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (00604282)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 頭頸部扁平上皮癌 / 放射線治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
2012年より前向きにBerEp4の染色を行った868例のうち、根治的放射線治療を行った患者、再発予防の術後照射を行った患者、再発病変に対し救済放射線治療を行った患者、そして全く放射線治療を行わなかった患者に選別する作業を行った。この中から根治的放射線治療を行った185人を抽出し、BerEp4発現と放射線治療の感受性について調べていく予定である。 これとは別に昨年度は頭頸部扁平上皮癌の術後放射線治療の再発形式に関する論文を’Patterns of recurrence after selective postoperative radiation therapy for patients with head and neck squamous cell carcinoma.’というタイトルでBMC Cancerという英文誌に投稿した。将来的には再発予防の術後照射を行った患者に関してもBerEp4発現と再発に関係があるかどうかを調べたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
日常臨床や他の研究の合間に行っているため、十分な時間は取れなかったが、それでも合間を見つけて何とか800例を超える患者リストより研究対象とする患者群を選別することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
患者の選択抽出の作業は終わったので、本年度中にそれぞれの患者の臨床データを抽出し、来年度中には学会発表や論文発表ができればよいと考えている。 当初の計画とは別に、JCOG0701というT1-2N0喉頭癌に対する異なる照射方法の非劣性を示そうとする第三相試験があるが、その患者データを用いてBerEP4の発現と放射線治療の効果を調べる付随研究を現在計画中である。JCOG試験のデータは高い品質で管理をされているため、先行研究である後ろ向き研究よりもより質の高い研究結果が得られるものと考える。本研究費をこの付随研究に使用することを検討している。
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Causes of Carryover |
昨年度は800を超える患者リストから根治照射を行った患者を抽出することに専念したため、あまり大きな出費がなく、17万円が使用されずに残った。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今後の研究の推進方策でも触れたが、JCOG0701の付随研究として前向き第3相試験で集められた質の高い資料を基にBerEp4に関する研究を行うことを計画中である。その検体の収集、染色、管理に必要な費用を本研究費から捻出しようと考えている。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Patterns of recurrence after selective postoperative radiation therapy for patients with head and neck squamous cell carcinoma.2016
Author(s)
Murakami N, Matsumoto F, Yoshimoto S, Ito Y, Mori T, Ueno T, Tuchida K, Kashihara T, Kobayashi K, Harada K, Kitaguchi M, Sekii S, Umezawa R, Takahashi K, Inaba K, Igaki H, Itami J.
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Journal Title
BMC Cancer.
Volume: 16
Pages: 192、202
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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