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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Functional analysis of cell cycle-related protein BubR1 in intimal hyperplasia lesions

Research Project

Project/Area Number 15K19924
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

久良木 亮一  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (20631592)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2017-03-31
KeywordsBubR1 / 動脈硬化
Outline of Annual Research Achievements

【背景】Budding uninhibited by benzimidazole-related 1 (BubR1)は、細胞周期関連因子であり、紡錘体チェックポイントとして機能し、細胞分裂を調整する。BubR1発現10%程度に低下したマウスは血管において早期に老化の表現型を示す。BubR1発現量を20 %程度まで低下させたマウス(BubR1低発現マウス)は頸動脈結紮モデルにおいて内膜肥厚が抑制された。我々は、BubR1低発現(BubR1L/L)かつApoE欠損(ApoE-/-)マウス、つまりBubR1L/L-ApoE-/-マウスを作製し、動脈硬化におけるBubR1の役割を検討した。【方法と結果】8週齢のBubR1L/L-ApoE-/-マウスとApoE-/-マウスを用いた。高コレステロール食を12週間給餌した後の動脈硬化巣は、ApoE-/-マウスと比較して、BubR1L/L-ApoE-/-マウスで有意に抑制され、かつマクロファージの蓄積が減少していた。BubR1の骨髄由来細胞と非骨髄由来細胞に対する影響を調べるため、BubR1L/L-ApoE-/-マウスとApoE-/-マウスで骨髄移植を行った。骨髄由来細胞も非骨髄由来細胞も動脈硬化の抑制に関与した。In vitroでの検討では、BubR1L/L-ApoE-/-マウスとApoE-/-マウスとでは骨髄由来マクロファージの遊走能に有意な差は認めなかったが、BubR1L/L-ApoE-/-マウスでは増殖能が低下していた。【結論】BubR1は動脈硬化を抑制する新たな治療のターゲットになり得る可能性がある。

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Published: 2018-01-16  

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