2015 Fiscal Year Research-status Report
てんかん焦点同定のための高精度術前評価法の開発-高密度脳波での高周波律動の解析-
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15K19955
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
平石 哲也 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (80515734)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 難治性てんかん / 高密度脳波計 / 高周波数律動 / てんかん焦点 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的は,難治性てんかん患者を対象として空間解像度の非常に高い256チャンネル高密度脳波計を用いて頭皮上で得られる高周波律動(HFO)とてんかん波との関係性を明らかにし,てんかん波に前駆するHFOの時間的,空間的広がりからてんかん原性の焦点局在部位を探索することである.そのために平成27年度は主に外来および入院症例でのデータの蓄積を行うことを計画として掲げていた.256チャンネル高密度脳波計が,予定より少し遅れて昨年度内に導入され,従来では捉えられなかった異常脳波の検出が可能であったり,発作焦点の同定に有用であった症例を認めた.当施設だけでなく大学関連施設であるてんかん専門施設でのてんかん焦点同定に苦慮している症例を中心に10月より連携を図り,検査入院プログラムのシステム構築を図った.このシステム構築によりスムーズに術前症例を中心に症例の集積が進み始めている.現時点では,高密度脳波計での高周波振動を伴う症例の解析は半ばであるが得られていない.手技的なものには問題はないと考えられるため,更なる症例の積み重ねが必要である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
大学病院のシステム改変に伴い、神経生理検査技師が不在となり検査件数に制限がで出てきている。新しいシステムで検査を遂行していくべく検査人員の調整,技術習得を行っているところである.
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Strategy for Future Research Activity |
難治てんかん例の検査症例を増やすために,他施設との連携が不可欠であったがその点は,H27年度後半よりスムーズに進み始めている.新しいシステムで検査を遂行していくべく検査人員の調整,技術習得を行っているところである.H28年度で高密度脳波計での脳波解析の手法を確立させ,解析データの蓄積を行っていく.
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Causes of Carryover |
H27年度購入予定だった脳波解析ソフトの購入計画が遅れたためにH28年度での購入を計画している.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
脳波解析ソフトの購入に充当することを計画している.
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