2016 Fiscal Year Annual Research Report
The analysis of expression of treatment-related genes and glioma stem cells in the hypoxic region of glioblastoma.
Project/Area Number |
15K19977
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
大竹 誠 横浜市立大学, 附属病院, 指導診療医 (70644607)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 神経膠芽腫 / 低酸素領域 / CuATSM / 幹細胞 / MGMT遺伝子 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度中に本研究を施行するための当施設臨床研究倫理委員会申請、共同研究施設である放射線医学総合研究所との調整、画像システムの構築と解析に必要な試薬の購入を行い、平成27年度下半期よりCuATSM PET撮像を開始した。 平成28年度も継続してCuATSM PET撮影を施行した。計5回の撮影を行い、CuATSM PET撮影症例について、手術における高集積領域の組織採取、採取後の免疫組織化学検査、フローサイトメトリー解析、Methylation Specific PCRを行った。現在は全症例について無増悪生存期間、全生存期間を追跡している段階であり、結果が出次第CuATSM高集積部位との関連について検討をする予定である。さらに、平成28年度の症例において、腫瘍としてmassを形成する前段階の幹細胞集積をCuATSM PETが描出している可能性を示唆する画期的な結果を得ることができ、現在臨床経過の画像追跡を行っている。 本研究の最終的な目標は、神経膠芽腫のCuATSM集積領域をターゲットとした新たな治療法の検討である。研究責任者は神経膠芽腫の新たな治療法について、平成27年度に日本脳神経外科学会総会、The 18th European Cancer Congress (Vienna)で発表を行い、平成28年度に日本脳神経外科学会総会で追跡中間結果を発表した。また、CuATSM集積部位への局所投与を目的とした薬剤について、研究責任者は平成29年1月にScientific Reportsに報告した。さらに、平成27-28年度の症例に加えて平成26年度まで継続してCuATSM PET撮像を行っていた約60症例を含めた画像上の解析について、現在論文投稿中である。平成27-28年度に行った症例に関する臨床経過との関連に関する報告は、追跡結果が揃い次第論文化を予定している。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Hyperthermia and chemotherapy using Fe(Salen) nanoparticles might impact glioblastoma treatment.2017
Author(s)
Ohtake M, Umemura M, Sato I, Akimoto T, Oda K, Nagasako A, Kim J-H, Fujita T, Yokohama U, Nakayama T, Hoshino U, Ishiba M, Tokura S, Hara M, Muramoto T, Tamada S, Masuda T, Aoki I, Takemura Y, Murata H, Eguchi H, Kawahara N, Ishikawa Y.
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: 7
Pages: 42783
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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