2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
15K20004
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
後東 知宏 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 特任講師 (10420548)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 股関節安定性 / 大腿骨頭靱帯 / CT |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、 股関節鏡を用いた大腿骨頭靱帯切除モデルの作成およびCTでの股関節動態解析を行っている。新鮮屍体で股関節を伸展,屈曲,外転,内転,内外旋(伸展位と90°屈曲位)でCT撮影を行いそれぞれの運動における大腿骨頭靭帯の形態評価および骨頭中心の動きの解析を行っている。また、実際の臨床と同様(関節牽引下)に股関節鏡を用いて大腿骨頭靱帯切除モデルの作成を検討中ある。現段階では小侵襲での骨頭靱帯切離は可能であるが、最終的には関節鏡を用いることで股関節周囲の軟部組織を全て温存したモデル作成を目標としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
関節の動態評価は概ね順調に進んでいるが、新鮮屍体での股関節鏡を用いた手技の確立に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
関節鏡での手技は創外固定器を使用する工夫を検討している。仮に手技的に困難であった場合に代替え案として筋間侵入での骨頭靱帯切離を検討している。
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Causes of Carryover |
研究費が安価となる大腿骨頭靱帯切離モデルの作成に時間を要したため、繰越金を生じる結果となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
関節の動態評価や基礎実験に移行するに従って、試薬やイメージング使用料が必要となる見込みである。
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