2015 Fiscal Year Research-status Report
シンクロトロンCTおよび有限要素解析を用いた骨梁微細骨折の発生メカニズムの研究
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15K20007
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
千葉 恒 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (00457574)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 骨粗鬆症 / 微細骨折 / シンクロトロンCT / 有限要素解析 / マイクロCT / 骨微細構造 |
Outline of Annual Research Achievements |
骨粗鬆症患者から摘出された骨サンプルのシンクロトロンCT画像の構造解析を行った。 専用ソフトウェアを用いて画像を三次元化し、骨梁に生じた微細仮骨を検出し、微細骨折の発生数を調査した。 微細骨折を生じた海綿骨の骨微細構造を解析し、微細骨折が発生した海綿骨の構造的特徴を調査した。 多くの骨サンプルで微細仮骨が発生しており、骨梁幅が細い海綿骨に微細仮骨が多い傾向があった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
微細骨折の発生数の調査と、微細骨折が発生した海綿骨の構造解析が終了している。
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Strategy for Future Research Activity |
力学シミュレーション(有限要素解析:micro FEA)によって、微細骨折をシミュレーション環境で発生させ、そのメカニズムを解析する。構造の中で、どの部位が最もウィークポイントとなって、骨折が発生しているかを検証する。
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Causes of Carryover |
物品費使用の残額が生じた
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
物品費に使用予定である
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