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2015 Fiscal Year Research-status Report

ofMRIで痛み伝達の脳内ネットワークと先行鎮痛による慢性痛予防の可能性を探る

Research Project

Project/Area Number 15K20034
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

竹村 佳記  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 助教 (70624922)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
KeywordsofMRI / 術後慢性痛 / 神経障害性痛 / pain matrix領域
Outline of Annual Research Achievements

周術期における痛みの管理は麻酔科医にとって重要な仕事の一つであり、そのプロセスを軽視すると術後慢性痛に移行し、現在のペインクリニックの現場で見られるように多くの慢性痛患者が悩んでいる。そこで、術後痛や一般的な慢性痛の予防方法として、急性痛から慢性痛への移行を予防することが非常に重要である。これまで申請者らは、fMRIを用いた中枢神経領域における痛みの発現機構の検討を行い、脳内活性部位を確認してきたが、その部位間のネットワークは解明できなかった。そこで今回、optogenetic fMRI(ofMRI)を用いて、中枢神経における慢性痛のネットワーク機構を解明することを目的としている。
これまでマウスの痛み評価をvon Frey フィラメントを用いて行ってきたが、近年幾つかの論文でダイナミックプランタを用いた痛み評価が行われて始めている。そこでこれらの論文に基づき、現在神経障害性痛モデルマウスの痛みをダイナミックプランタで評価している最中である。ダイナミックプランタで評価することにより、従来のvon Frey フィラメントによる評価よりも、より客観的に痛みの評価ができると考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

前年度の目標であった「光感受性イオンチャネルを発現させた遺伝子改変マウス(Tgマウス)のSeltzerモデル(神経障害性痛モデル)の作製とfMRIによる評価」に取り組めていない。それは、新しい痛み評価方法の取り入れと研究時間の不足が原因である。今後、新しい評価方法による結果を出し、その先に進む予定である

Strategy for Future Research Activity

今後、ダイナミックプランタによるSeltzerモデルの痛み評価を終え、TgマウスのSeltzerモデルの作製とそれを用いた実験に移行する予定である。痛みの再現性に難渋した場合は、通常マウスSeltzerモデルで既に得られている生化学的所見や免疫学的所見について、TgマウスSeltzerモデルで比較検討することを考えている。

Causes of Carryover

今年度は、研究機関の1つである星薬科大学へ行く回数が予定よりも少なかったため、旅費が残ったと考える。

Expenditure Plan for Carryover Budget

消耗品費で700千円(実験動物 400千円、実験道具 150千円、試薬 50千円、吸入麻酔薬 100千円)、旅費600千円(資料収集旅費 200千円、研究打ち合わせ旅費 400千円)、その他 15千円

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Published: 2017-01-06  

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