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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Gene profiling of lymphocyte during acute rejection after kidney transplantation

Research Project

Project/Area Number 15K20088
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

角田 洋一  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (40710116)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2017-03-31
Keywords腎移植 / 拒絶反応 / バイオマーカー
Outline of Annual Research Achievements

平成27年度の段階では腎移植レシピエント24例のリンパ球から遺伝子プロファイルの候補遺伝子の選定を試みたが候補遺伝子の特定には至らなかった。平成28年度はさらに25例の腎移植レシピエントのリンパ球からmRNAを抽出し保存した。また拒絶反応を発症した2例からmRNAを抽出し保存した。候補遺伝子としてCEACAM6、CEACAM8、IL5-RA、CCR3を選び各症例毎にPCRを施行し、cutoff値設定し、それぞれの発現をTOTALで点数化した。平成26年度以前に保存していた腎移植レシピエントのリンパ球から抽出したmRNAを用いてvalidationを検討したが,感度、特異度ともに満足のいく結果ではなかった。原因として拒絶反応の症例が少なかったことと、腎移植レシピエントの免疫抑制剤による影響の個体差が関与しているのではないかと考えられた。
同時に平成27年度から実験していた、ラット急性拒絶反応モデルの確立は成功し、またin vitro拒絶反応モデルの確立も成功した。それぞれのモデルにおいて前述した遺伝子プロファイルの候補遺伝子の発現を検討したところ、いずれの遺伝子も拒絶反応によって上昇していた。免疫抑制剤を投与していないラット拒絶反応モデルにおいては良好なバイオマーカーとなり得ると考えられたが、免疫抑制剤を投与したラット拒絶反応モデルにおいては各遺伝子の発現上昇は認められなかった。拒絶反応の時期や免疫抑制剤の影響と考えられた。

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Published: 2018-01-16  

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