2015 Fiscal Year Research-status Report
不育症に対する新たな治療~骨髄由来血管内皮前駆細胞による血管再生と新規抗血栓薬~
Project/Area Number |
15K20168
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
藤田 太輔 大阪医科大学, 医学部, 講師 (90411371)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 不育症 / 流産 / 生児獲得 / 流産マウス / 不育症マウス / リコモジュリン |
Outline of Annual Research Achievements |
rTM(リコモジュリン®)の原因不明不育症に対する流産率改善効果の検討 H27年度は、不育症マウスモデルにおけるrTMの流産率改善効果を検討した。各種濃度のrTM、またはPBSのみを、日齢0日目から日齢18日目まで1日1回皮下投与した。投与18日目に安楽死させ解剖し、流産(胎盤は確認され胎仔が存在しない)率、rTMの流産率改善効果およびその至適投与量を検証した。結果rTM投与群において優位に流産改善が認められ、また至適投与量も導き出された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画書通りにマウス実験を遂行し、予想する結果が出ているため。
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Strategy for Future Research Activity |
不育症マウスにおけるrTM(リコモジュリン®)投与が流産を改善することが判明したため、今後はそのメカニズムについて検討していく。
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