2017 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of inflammatory carcinogenesis mechanism in oral squamous cell carcinoma
Project/Area Number |
15K20387
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
長井 健太郎 宮崎大学, 医学部, 客員研究員 (80750570)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | OSCC / ISGs / JAK-STAT / NDRG2 / 口腔腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
口腔扁平上皮癌(OSCC)は世界でも罹患者が非常に多く、その生存予後は全体で五年生存率が50%程度である。われわれは以前の研究によりインターフェロンの下流に存在するインターフェロン誘導遺伝子群(ISGs)が高発現している事を突き止めた。インターフェロンは炎症や感染によって活性化され、ISGsはそのシグナルにより発現する遺伝子群である。そこで、このISGsの高発現の原因がOSCCにおいてどのような意義があるのか、OSCCでは炎症から惹起するこのシグナルの異常活性化を踏まえて検討することにより、OSCCにおける発症機構の解明を目指す。
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