2017 Fiscal Year Annual Research Report
The Expression and function of Forkhead Transcription Factor of the class O3a (Foxo3a)
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15K20415
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
羽鳥 啓介 日本大学, 歯学部, 助教 (30632583)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | Foxo3a / FAS-L |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27~29年度の補助事業期間内は以下の研究計画に基づき研究を行い、結果を得た。①試料採取および病理組織学的検索::外科処置が適応の被験者から採取した試料を用いて、パラフィン薄切切片を作製し、ヘマトキシリン・エオジン染色を行った結果、142の根尖病巣サンプルのうち歯根肉芽腫は111サンプルであった。②免疫組織学的検索:Foxo3a抗体を用いて、酵素抗体法による免疫染色を行った結果、歯根肉芽腫中でFoxo3aの発現を認めたが、健常歯肉での発現は認めなかった。③蛍光抗体法による免疫組織化学的検索:Foxo3a発現細胞の同定のため、Foxo3aと細胞マーカーを用いて蛍光二重染色法による検索を行い、歯根肉芽腫中の好中球、Tリンパ球およびBリンパ球からFoxo3a発現を認めた。加えてFoxo3a抗体およびFAS-L抗体を用いて、蛍光抗体法による蛍光二重染色法を行った結果、歯根肉芽腫中の好中球、Tリンパ球とBリンパ球からの共発現を認めた。④分子生物学的検索:採取した試料からRNAを回収し、real time PCR法で検索した結果、歯根肉芽腫中でのFoxo3aとFAS-L遺伝子発現は健常歯肉中と比較して有意に高かった。⑤Foxo3aのアポトーシス抑制能の検索:根管滲出液中の白血球を採取し、Foxo3aでの刺激培養を行う予定であったが、①~④で良好な結果が得られたため、行わなかった。 上記①~④の結果は申請書に記載した仮説に基づいており、歯根肉芽腫中においてFoxo3aとFAS-Lの発現を認めた。 これら一連の研究成果から根尖病巣内でのFoxo3a発現を基に海外学術雑誌(Journal of Oral Science)に投稿し、掲載予定である。また、歯根肉芽腫中でのFoxo3aの機能を検索するため、Foxo3aとFAS-Lの共発現の検索を行った結果を基に現在、海外学術雑誌に投稿中である。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Role of medullary astroglial glutamine synthesis in tooth pulp hypersensitivity associated with frequent masseter muscle contraction.2018
Author(s)
T Watase, K Shimizu, K Ohara, H Komiya, K Kanno, K Hatori, N Noma, K Honda, Y Tsuboi, A Katagiri, M Shinoda, B Ogiso, K Iwata
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Journal Title
Molecular Pain
Volume: -
Pages: -~-
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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