2015 Fiscal Year Research-status Report
Ar-PVDCと幼弱骨芽細胞を組み合わせた新規骨再生療法の開発
Project/Area Number |
15K20493
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
小林 周一郎 愛知学院大学, 歯学部, 非常勤助教 (80750190)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 異所性骨形成の未確認 / Ar-PVDC上での骨分化 / 大腿骨欠損モデルの作成 / 細胞遊走の確認 |
Outline of Annual Research Achievements |
in vitroにおいて、頭蓋骨より回収したマウス幼若骨芽細胞の骨形成能をアルカリフォスファターゼ活性試験にて確認した。 また同細胞を、Ar-PVDC上で培養したのち、マウス皮下に移植した。しかしながら、2週間の飼育後に異所性骨誘導の有無を組織切片および動物実験用マイクロCTを用いて検討したが、移植片に類骨様構造物を認めなかった。
今後、骨伝導能および骨再生能を評価するため、マウス大腿骨に骨欠損を作成した。今後、ラットに移行し移植片のサイズ等を検討する。 またin vitroにおいて細胞遊走試験および遺伝子解析を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
異所性骨形成については現状認められていないが、Ar-PVDCの骨伝導性と細胞接着性より、大腿骨に作成した骨欠損の骨再生を評価する。 またin vitroにおいて、Ar-PVDC上でのマウス幼若骨芽細胞の骨分化はアルカリフォスファターゼ活性にて確認できている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はラット歯槽骨より、幼若骨芽細胞を採取し、in vitroにおける骨形成能、細胞遊走能の解析およびラット大腿骨欠損モデルへAr-PVDCを移植し、同移植片の組織切片による解析を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
データ解析および保存用パーソナルコンピュータを購入しなかったため、次年度使用額が生じたた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今後は、CTデータのサイズが大きいことおよび解析が中心となることから、本年度にパーソナルコンピュータを購入する予定である。
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