2017 Fiscal Year Annual Research Report
Functional roles of DSCAM and netrin-1 in bone metabolism
Project/Area Number |
15K20556
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
榎木 祐一郎 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (30734199)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | netrin-4 / 骨芽細胞 / DSCAM |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度はnetrin-4の骨芽細胞に対する作用について解析を行った。その結果、netrin-4発現は骨芽細胞の分化過程において上昇していた。netrin-4のsiRNAを骨芽細胞に発現させたところ、ALP活性の抑制が認められた。一方で細胞増殖には影響しなかった。 次に骨芽細胞にRecombinant netrin-4を処理したところ石灰化が亢進した。さらに、netrin-4のプラスミドを作成し強制発現させたところ、ALP活性が上昇した。また、Recombinant netrin-4は骨芽細胞の遊走を促進させた。以上よりnetrin-4は骨芽細胞分化を促進させることが明らかとなった。また、DSCAMノックアウトマウスについて、大腿骨の骨量解析をマイクロCTで行ったところ、野生型との有意差は認められなかった。
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