2016 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of tissue colonization and pathogenesis of infective endocaritis-causing bacteria
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15K20598
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
近藤 好夫 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (30581954)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 感染性心内膜炎 / レンサ球菌 |
Outline of Annual Research Achievements |
感染性心内膜炎は心内膜に疣贅を形成し全身性の炎症を生じることから、多彩な症状を呈する疾患である。本疾患の原因菌は主に口腔由来のビリダンスレンサ球菌と指摘されているが、その関与については不明な点が多い。本研究では心内膜炎病巣部より分離されたStreptococcus oralis NS308株を用いて、非病原性株とのゲノム比較や宿主への影響を分子生物学的に解析し、発症メカニズムを検討する。 昨年度は次世代シークエンサーを用いたロングリード解析を行ったところ、完全長のゲノム配列を得ることができた。ミスリードの部位を検出するために、これまでに得られていたショートリード解析の結果との重ね合わせを行ったところ、8箇所のエラーを検出した。エラーとしては7箇所がinsertion/delで、1箇所がmismatchであった。エラー箇所の修正をしたのちに、得られた全ゲノム配列にてアノテーションを行ったところ1828個のCDS、62個のtRNA、4個のrRNAオペロンと1箇所のCRISPRを含んでいた。 これまでに全ゲノム配列が公開されているS. oralis Uo5株とNS308株を比較すると、アライメント比較ではゲノムアレンジメントはみられなかった。しかし、average nucleotide identityは90.8%であり、通常、同菌株間では95%以上の相同性を認めることから、NS308株はS. oralisの亜種の可能性が示唆された。より詳細に検討するために、両株間で保有する遺伝子の違いを検討したところ、NS308株では1488個(81.4%)のCDSが共通であった。一方でNS308株に特異的なCDSは340個あり、それらのうち69個はファージなどの外来遺伝子であることが明らかになり、これらの病原性への関与について今後の検討を要する。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] Construction of New Risk Predictive Model based on Machine Learning Method.2016
Author(s)
Yoshio Kondo, Yoichi Motomura, Keisuke Murayama, Haruka Nishimata, Kayo Nishida, Keigo Imamura, Kyoko Satoh, Kiyoshi Hidaka, Yoko Kamasaki, Miyuki Nishiguchi, Tomonori Hoshino, Taku Fujiwara
Organizer
10th Biennial Conference of the Pediatric Dentistry Association Of Asia
Place of Presentation
東京ドームホテル(東京都・文京区)
Year and Date
2016-05-27 – 2016-05-28
Int'l Joint Research
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