2016 Fiscal Year Research-status Report
教育スペシャリストの育成を目指した看護師の教育力アセスメントツールの開発
Project/Area Number |
15K20662
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
大河原 知嘉子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (80632091)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 教育力 / 看護師 / 尺度開発 / テキストマイニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本申請では、臨床現場で教育的役割を担う看護師には、看護実践力のみならず、教育をする上での能力としての教育力が重要であると考え、看護師の教育力アセスメントツールを開発することを目的して、本年度は以下について行った。 まず、一次調査と二次調査のための調査協力依頼をした。日本病院会のホームページに記載されている全国の所属病院2461施設のうち、病床数が300床以上の875施設をピックアップした。このうち一次調査の協力を依頼する300施設を無作為抽出した。残りの575施設から二次調査の協力を依頼する300施設を同じく無作為抽出した。一次調査、二次調査を依頼する合計600施設に対して、返信はがきを同封した研究調査に関する説明文と研究協力に対する依頼状を郵送した。一次調査については、38施設から、二次調査については39施設から返信があり、研究への協力が得られることとなった。一次調査では967名、二次調査では1,436名の対象者に調査票を配布する予定である。 また、昨年度構築した理論的枠組みに大きく影響する文献が見つかった。そのため文献の見直しを行い、テキストマイニングとデータマイニングにより先行文献の分析を再度行った。それにより、看護師の教育力を構成すると考えられる新たな理論的枠組みを構築し直した。そのうえで教育的役割を担う看護師の考える教育力の面接調査をした際に得られた5つの教育力の特徴も加味して、教育力に関する質問項目の作成し、質問項目の絞り込みを行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新たに尺度作成に関わる文献が見つかったため、昨年作成した尺度の構成を一から見直したため、調査開始に至らず遅れが出た。
|
Strategy for Future Research Activity |
本年度は7~9月に一次調査を実施する予定である。調査協力施設も得られたため、まずは967名に質問紙を配布する予定である。その分析が終了し尺度を再構成出来たらすぐに二次調査を行う予定である。
|
Causes of Carryover |
研究施設の募集をした際に料金後納郵便を使用したため、各施設からの返送状況により料金が変動したため。また返信期日以降の4月、5月に届いた返信もあったため、その支払い分が平成29年度に持ち越されたため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
料金後納郵便の支払いなど郵送料金として使用する。
|