2016 Fiscal Year Research-status Report
臨床現場の活用事例にもとづいた体温・循環調節の看護技術教材の開発
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15K20671
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
渡邉 惠 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (40719499)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 体温・循環の調節 / 看護用具 |
Outline of Annual Research Achievements |
H27年度に実施したインタビュー調査の結果をもとに、全国調査のための調査票を作成した。バイタルサイン測定用具、寝床環境用具、冷罨法用具、温罨法用具の計28個の看護用具の活用状況の実態と他職種との連携等に関する内容で構成した。 全国調査は自記式質問紙郵送調査法とし、調査の対象は病床数200床以上を有し、病院機能評価の認定を受けている全国1000の施設に勤務する看護師で、日常的に看護用具を使用している臨床経験3年以上の病棟看護師とした。診療科による特徴を把握するため1施設につき3名、計3000名を対象とした。 調査票は平成28年8月に各施設に郵送し、約790の返信があった。調査結果は統計ソフトSPSSver.23を用いて分析作業を行っている。 各診療科や看護領域において看護用具の使用状況に違いがあるのか、また使用上の工夫点や課題などを明らかにし、今後は臨床現場の活用事例にもとづいた看護技術教材を作製したいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
H28年度内に調査票の回収・調査結果の入力が終了した。現在、結果の分析作業に取りかかっており、概ね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床現場で活用性の高い看護用具や特定の領域で用いられる看護用具について明らかにすることで、実際の活用事例を具体的に示した教育教材の作製に取り組みたい。 また、各看護用具の使用状況と他職種との連携についても考察することで、看護技術の発展のために必要な環境や取り組みについて示唆を得たい。
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Causes of Carryover |
概ね予定通りに使用できた。業務と重なり、予定していた学術集会への参加が出来ないことがあったが必要な物品費の執行は全てできた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
H28年度は概ね予定通りに使用できたと考えている。次年度使用額は千円未満であり、H29年度も予定通りの研究を進めていくことで使用可能かと考える。
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