2016 Fiscal Year Research-status Report
男性看護師のワーク・ファミリー・コンフリクト~性別の違いによる比較~
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15K20677
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Research Institution | Chiba Institute of Science |
Principal Investigator |
鈴木 康宏 千葉科学大学, 看護学部, 助手 (60737170)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 男性看護師 / 女性看護師 / ワーク・ファミリー・コンフリクト / work-family conflict |
Outline of Annual Research Achievements |
21世紀となり労働人口の減少や男女共同参画という考えから、女性の社会参加が期待される時代となっている。それに伴い、男性の家事・育児への参加が求められてきている。このような状況で、徐々にではあるが男性看護師の割合も増加してきている。仕事での役割と家庭での役割の両立における葛藤を示す概念としてワーク・ファミリー・コンフリクト(仕事と家庭の両立における葛藤)があり、研究が行われてきた。日本では看護師を対象とした調査が行われているが、男性看護師を対象とした調査はまだ行われておらず、看護師という職業においても他の職業と同じ様に性差によるワーク・ファミリー・コンフリクトに違いがあるのか明らかにされていない。そのため、病院で働く男性看護師と女性看護師にアンケート調査を行い、葛藤や属性との関連から性差によりワーク・ファミリー・コンフリクトに違いがあるかを明らかにすることが本研究の目的である。 計画としては、日本全国の医療施設より一般病床数200床以上の病院を無作為抽出し、該当施設の看護部長に対して、本研究の目的・研究方法を書面にて郵送する。看護部長より研究参加の了承がえられた施設の全男性看護師および男性看護師と同数の産婦人科病棟以外に勤務する女性看護師に対して、自記式アンケート用紙を配布する。回収は郵送法とする。アンケートの調査内容は看護師の属性およびWFC尺度(数値が高いほど葛藤が強い事を示す)について行い、統計的手法による分析を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年次のアンケート配布時期の遅れを取り戻し、当初の計画通りに勧めることができ、国内学会にて研究発表を行うことができた。また、論文投稿に向けて準備を行っている状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は論文投稿を行い、更に分析を進めて国内外の学会で発表を行うことを計画している。
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Research Products
(1 results)