2016 Fiscal Year Research-status Report
ワーク・ライフ・バランス実現に向けた実証的研究-看護師長の認識と役割に着目して
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15K20678
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| Research Institution | Juntendo University |
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Principal Investigator |
鈴木 小百合 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (70514850)
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2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | ワーク・ライフ・バランス / コンピテンシー / 看護師長 / 看護師 / 尺度開発 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の全体像は、看護師のWLB実現に向けて看護師長に求められるコンピテンシーを明らかにし、それを評価する尺度を開発することである。研究の第一段階では、経験年数1年以上の看護管理者（看護師長、あるいはその役割を担う者）にインタビュー調査を行った（平成27年度）。平成28年度は、平成27年度に実施した看護師長へのインタビュー結果を分析した。その結果、看護師のWLB実現に向けた看護管理者の認識と実践として6つのカテゴリーが生成された。成果については学会で発表するとともに、論文にまとめて投稿した。また、インタビュー調査の結果と先行文献を参照しながら、看護師のWLB実現に向けた看護師長のコンピテンシーを抽出し、定義・構成要素を検討した。検討の結果、5カテゴリー、18コンピテンシーを導き出した。
研究の第二段階では、看護師のWLB実現に向けた看護師長のコンピテンシー評価尺度を作成し、信頼性と妥当性を検証することを目的として、質問紙調査を実施する。まずは、コンピテンシーの検討内容およびインタビュー結果をもとに、83項目からなる「看護師のWLB実現に向けた看護師長のコンピテンシー評価尺度」の原案を作成した。次に、関東地方の病院に勤務する看護師長を対象にして、作成した尺度を用いて予備調査を行った。分析の結果、9因子41項目からなる尺度を生成した。今後は生成した尺度を用いて本調査を実施する予定であり、現在は調査に向けた準備を進めている。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予備調査を終えて本調査に向けて準備を進めている段階であるが、本調査の規模が大きく、分析にも時間を要することから、現時点ではやや遅れていると判断する。できるだけ早急に本調査ができるよう準備を迅速に行う必要がある。
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| Strategy for Future Research Activity |
全国の病院に勤務する看護師長を対象に「看護師のWLB実現に向けた看護師長のコンピテンシー評価尺度」を用いて、大規模な質問紙調査を行う。調査結果に基づき、尺度の信頼信頼性と妥当性を一層高めた尺度にするとともに、実践への活用モデルについて検討する。
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| Causes of Carryover |
設備・備品については、既存の機器や物品を使用したため、予定よりも使用額が減少した。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
質問紙による全国調査（本調査）の費用として、印刷費や郵送費、データ処理委託費等で、多額の経費が必要になると予測される。
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Research Products
(2 results)
