2016 Fiscal Year Research-status Report
看護師のワーク・ライフ・バランス(WLB)に関する調査研究
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15K20685
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Research Institution | Tokyo Health Care University |
Principal Investigator |
竹内 朋子 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (70636167)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ワーク・ライフ・バランス / 看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
一般企業を対象とした国内外の先行研究からは、ワーク・ライフ・バランス施策に関する様々な取り組みによって、組織の構成員や組織そのものに有効なアウトカムがもたらされることが明らかになっている。 一方で、看護組織においては出産・育児支援施策が中心であり、出産・育児期以外の看護師のワーク・ライフ・バランスに着目した先行研究はほとんど見当たらなかった。 過去に収集したデータをもとに再分析したところ、出産・育児期以外の看護師は、出産・育児期の看護師よりも、残業時間や夜勤回数が多く、ワーク・ライフ・バランス実現度が低いことが明らかになった。出産・育児期以外の看護師は、看護組織のワーク・ライフ・バランス支援施策の恩恵を受けておらず、出産・育児支援のしわ寄せとして労働条件が過酷になっていることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
調査施設と日程調整が難航し、新たなデータ収集ができていない。
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Strategy for Future Research Activity |
調査施設と交渉し、データ収集を行なっていく。
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Causes of Carryover |
データ収集できなかったため、関連経費を使っていないため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
データ収集に関連する諸経費として使用する予定。
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