2015 Fiscal Year Research-status Report
COPD患者の体調調整に関する尺度の実用化とその特徴に合わせた看護支援の開発
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15K20717
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
河田 照絵 東京医科大学, 医学部, 講師 (40438263)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 慢性閉塞性肺疾患 / 体調調整 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は安定期COPD患者の日常生活における体調調整の力を測定する尺度の検討を研究課題として取り組んだ。今年度は特に、体調調整の力を測定するためのより簡便な調査票を作成することおよび、先行研究で得た課題としてどのような背景要因が体調調整の行為への取り組みに影響するのかを検討することを目的として調査を行うための調査内容の検討に取り組んだ。 具体的には、これまで検討してきた安定期COPD患者の体調調整の行為(9カテゴリー138項目)について主成分分析、因子分析などをもとに項目の検討を行い、9カテゴリー108項目に修正した。また、安定期COPD患者の体調調整に関連する要因についても文献検討を行い、体調調整に関連する要因として、これまでの調査では年齢、罹患歴、治療歴、合併症、併存疾患、息切れの程度、健康関連QOL、生活背景として同居や就業状況などについて検討していたが、栄養状態、病期の診断基準としての呼吸機能検査結果、疾患特異的な健康関連QOLなども影響要因として考えられたため調査内容に追加することとした。 現在、所属施設及び調査依頼施設での倫理委員会の承認を得た上で、安定期COPD患者を対象とした調査を実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年度の研究課題である安定期COPD患者の日常生活における体調調整の質問紙について修正した質問項目を用いた調査を現在実施している。また、今回の研究結果をもとに平成28年度の研究課題である看護支援内容について具体的に検討していくことができるため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、実施している調査結果をもとに平成28年度は安定期COPD患者の体調調整の特徴に合わせた看護援助の具体的な内容の抽出に取り組むとともに、体調調整の行為への取り組みや基本属性や病期、健康状態に応じた看護援助内容の抽出を行っていきたい。
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Causes of Carryover |
平成27年度は調査研究を実施予定であったが、研究者の所属施設及び研究協力施設の研究倫理委員会の2つの承認が必要になったため研究の遂行が遅れたため、研究費の使用が遅れた。また、当初予定していた学術集会や研究会などが近隣で開催されたことなどもあり、予定よりも旅費の計上が少なく済んでいる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
現在、研究の調査依頼を行っているため研究費の使用の遅れを改善することができると考える。また、次の段階の研究計画も検討し、計画的に研究費を使用できるようにする。
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