2015 Fiscal Year Research-status Report
慢性疾患患児のレジリエンシー向上のためのソーシャルサポート介入ガイドラインの構築
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15K20744
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
林 亮 順天堂大学, 公私立大学の部局等, 助教 (10712763)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | レジリエンス / レジリエンシー / 小児 / 慢性疾患 / ソーシャルサポート |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、慢性疾患を持つ子どもの心理社会的影響の視点から特徴を再分類し、レジリエンシーを高めるためのソーシャルサポートに関するガイドラインを作成することを目的としている。まず、質問紙調査をもとにレジリエンシーに関わる慢性疾患の特徴、ソーシャルさおポートとレジリエンシーの関係性を解明する。その結果に慢性疾患を持つ子どものレジリエンシーを高めるためのソーシャルサポートへの介入ガイドライ(案)を作成し、臨床場面での応用とその効果のデータ収集および分析を行うことでガイドラインを評価・洗練する。 今年度は、データ収集に向けて慢性疾患児のレジリエンス・レジリエンシーに関する文献収集を行い、レジリエンシーに関係する可能性のあるソーシャルサポートを明確化し、質問紙の作成を行うと同時に、ガイドラインに必要である文献の収集に努めた。また、研究者が所属する施設の研究倫理審査委員会への書類作成に努めている。さらに、学術集会などの情報収集活動を行うことで、研究に協力してくれる施設や団体を検討し、研究に協力してくれる施設や団体へのアクセス方法や研究対象者へのデータ収集を行う方法を具体的に検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究計画書では、平成27年度にデータ収集・分析を行う予定であったが、より正確なデータを集める目的で質問紙の洗練をおこなったため、予定通りに研究を進めることができず、遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は以下の計画で進めることとする。 1.~平成28年10月 データ収集を行う。 2.平成28年11月~平成29年3月 データの分析とガイドライン(案)を作成する。 3.平成29年4月~12月 ガイドラインの評価を行う。 4.平成30年1月~3月 研究のまとめを行う。
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Causes of Carryover |
本年度の研究が予定より遅れているため、本来であれば本年度使用するはずだったデータ収集に伴う予算を次年度に繰り越すこととなる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度:367,525円 物品費 50,000円(書籍・文具・印刷費等) 郵送費250,000円 旅費67,525円(学会参加等)
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