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2015 Fiscal Year Research-status Report

小児訪問看護によるレスパイトケア提供の現状および今後の展望と課題

Research Project

Project/Area Number 15K20749
Research InstitutionToyohashi Sozo University

Principal Investigator

中島 怜子  豊橋創造大学, 保健医療学部, 講師 (90550278)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2017-03-31
Keywords小児在宅看護 / レスパイトケア / 訪問看護
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、小児在宅ケアにおける訪問看護によるレスパイトケア提供の現状と、レスパイトケアに対する訪問看護師の認識を明らかにすることを目的とする。また、その結果を踏まえ、訪問看護によるレスパイトケア提供の可能性、今後の展望と課題について検討していく。
小児在宅ケア、特に訪問看護によるレスパイケア提供に関する文献レビューを行ったうえで、研究方法(特に調査内容)について十分な検討を行った。先行研究では、訪問看護によるレスパイトケアの提供、いわゆるホームベースレスパイトケアの有効性を示唆する複数の報告がされていた。しかし一方で、長時間訪問看護を提供することによるステーションや看護師への負担、小児訪問看護を受け入れるうえでの臨床における経験との関連など、課題についても報告がされていた。小児を対象とした訪問看護によるレスパイトケア提供の現状に関する実態調査は皆無であった。そこで、実施計画に示した通り、調査内容を「(経営基盤や職員などの)訪問看護ステーションの概況」、「小児を対象とした訪問看護の現状」、「小児を対象とした訪問看護によるレスパイトケア提供の現状」、「訪問看護師のレスパイトケアに対する認識」、「小児の在宅医療を支えていく上で感じる課題や困難な事象、また事業所で取り組んでいること」とし質問紙を作成した。実施計画では訪問看護師からの面接調査をあらかじめ行ったうえで、質問紙を作成する予定であったが、当該領域における研究者および訪問看護師等にコンサルテーションし、調査内容の妥当性を確保しながら質問紙作成を進めた。
今後は、全国訪問看護事業協会会員である訪問看護ステーションの看護師を対象に、上記内容について無記名自記式質問紙を用い調査していく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

実施計画では、質問紙の作成後、配布・回収までを当該年度に予定していたが、質問紙の作成に時間を要し、配布・回収まで至らなかったため。

Strategy for Future Research Activity

4月~6月:質問紙の配布・回収 全国訪問看護事業協会会員である訪問看護ステーションの看護師を対象に、作成した質問紙を配布し、回収する。調査方法及び内容については研究実績の概要に示した通りである。実施計画では、訪問看護ステーション連絡協議会を通じて、あらかじめ小児を対象に訪問をしている事業所に絞り調査を実施する予定であったが、小児を対象とした訪問看護の全国的な現状(小児の受け入れや訪問看護内容等の訪問状況)を把握するため、上記対象に変更した。
7月~8月:データ入力・分析 質問紙回収後は、得られたデータを入力し、分析する。(選択式質問で得られたデータは単純集計し、必要に応じて記述、推測的分析を行う。自由記述で得られたデータは、意味内容ごとに類似性に基づいて整理する内容分析の手法を用いて分析する。)
9月~10月:データ分析結果の整理と考察 得られた結果から小児を対象とした訪問看護の現状、レスパイトケア提供の現状をまとめ、訪問看護によるレスパイトケア提供の可能性と今後の展望、課題について検討する。
11月~12月:学会発表の準備
1月~:論文執筆、投稿

Causes of Carryover

研究の遂行がやや遅れたため、質問紙の印刷や配布・回収費用等に予定していた支出が当該年度にされなかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

主に本研究に関係する図書および雑誌、また設備備品として調査、学会発表等に使用するタブレット型端末購入のための物品費使用を計画している。その他、質問紙の印刷費用、質問紙配布、回収のための通信費、データ入力外部委託費、学会発表等の旅費としての使用を予定している。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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