2015 Fiscal Year Research-status Report
小児てんかんにおけるQOL評価尺度QOLCE-Jの臨床活用に向けた簡略版の開発
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15K20751
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Research Institution | Kyoto Koka Women's University |
Principal Investigator |
守口 絵里 京都光華女子大学, 健康科学部, 講師 (70454535)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | てんかん / 子ども / QOL / 尺度 / QOLCE-J |
Outline of Annual Research Achievements |
てんかんをもつ子どもには日常生活や社会生活を送るうえでさまざまな対応すべき課題がある。そのような課題に対してサポートを行ったり治療を行う上で、その効果を図るための客観的な指標が不可欠である。しかし、日本には小児てんかんに特化したQOL測定尺度が存在せず、我々はその開発に取り組んできた。その結果、先行研究においてオーストラリアで開発されたQUALITY OF LIFE IN CHILDHOOD EPILEPSY QUESTIONNAIRE(QOLCE)の日本語版QOLCE-Jに着目し、QOLCE-Jの信頼性・妥当性を検証を経て実用化してきた。しかしQOLCE-Jは質問項目数の多さが最大の懸念であり、回答者の負担や多忙な臨床における医療者の評価に要する時間等を考慮すると、QOLCE-Jがさらに積極的に活用されるためには簡略版の開発が望まれた。 尺度開発のガイドラインに沿って、平成27年度は簡略版のパイロット版を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初期計画ではパイロット版を用いてパイロットテストを行うところまでを計画していたが、パイロットテストには至っていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
パイロットテストについてはすでに協力施設が確保できており、直ちに実施できる状況であるため、研究の進捗の遅れは解消できる見込みがある。
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Causes of Carryover |
ノートパソコン一式を購入予定であったが、初年度は必要とするタイミングがないために購入を見送ったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度は調査により得られたデータの集計や分析にノートパソコンが必要であるため、購入予定である。
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