2016 Fiscal Year Research-status Report
呼吸トレーニングによる妊婦の冷え改善および異常分娩予防効果
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15K20753
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Research Institution | Hyogo University of Health Sciences |
Principal Investigator |
飯尾 祐加 兵庫医療大学, 看護学部, 講師 (70454791)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 呼吸エクササイズ / 妊婦 / 冷え / 異常分娩 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.「非妊女性の冷えの定量化および呼吸エクササイズの効果の検証」 平成27年度および平成28年度に実施した研究成果をまとめ、下記の論文および発表にて公表および公表予定である。 (1)「若年女性の冷えの自覚および末梢皮膚温・末梢血流量の関連性」(母性衛生58[1])にて、若年女性の冷えの特徴の新知見として、足の冷えの自覚が、手と足両方の皮膚温と有意な負の相関が認められたことを公表した。(2)「若年女性における呼吸エクササイズの冷え改善効果」(母性衛生、掲載決定)にて、2~4週間の呼吸エクササイズは、若年女性の手と足の冷えの自覚を軽減し、足底深部温を上昇させる可能性が示唆されたことを公表した。(3)「Effect of breathing exercise on the degree of cold sensitivity and on peripheral skin temperature」(31st ICM Triennial Congress)が採択され、発表予定である。
2.「妊婦の冷えの定量化」は、先行研究を再検討した結果、冷えの自覚、足底部皮膚温、足底部深部温で評価し得ることが明らかとなったため見合わせ、「呼吸エクササイズによる冷え改善効果および異常分娩予防効果の検証」(平成29年度予定)のための準備を行った。「呼吸エクササイズによる冷え改善効果および異常分娩予防効果の検証」は、神戸アドベンチスト病院倫理委員会(承認番号2016-10-1)および兵庫医療大学倫理審査委員会(承認番号16040)の承認を得たため、今後実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「1.非妊女性の冷えの定量化および呼吸エクササイズの効果の検証」は実施済で、研究成果をまとめている。「2.呼吸エクササイズによる冷え改善効果および異常分娩予防効果の検証」の倫理審査の承認を得たため、予定通り平成29年度に研究を実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
「2.呼吸エクササイズによる冷え改善効果および異常分娩予防効果の検証」の倫理審査の承認を得たため、予定通り平成29年度に研究を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
今年度に、レーザー血流計を購入予定であった。しかし、「1.非妊女性の冷えの定量化および呼吸エクササイズの効果の検証」の結果、冷えの客観的評価には、末梢血流よりも末梢皮膚温が有用であることが明らかとなったため、レーザー血流計の購入を見送ったことにより、未使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
末梢皮膚温測定に必要なサーモグラフィー(研究で一般的に使用されており、測定時間が短く、視覚的に捉えやすい)の購入費用等に充当する予定である。
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Research Products
(3 results)