2018 Fiscal Year Research-status Report
高齢者本人と家族の意向を尊重した療養場所選択のための意思決定支援ガイドの開発
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15K20759
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
青木 頼子 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 助教 (40533477)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 意思決定支援 / 脳卒中 / 高齢者 / 意思決定ガイド |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高齢者本人と家族の意向を尊重した療養場所選択のための意思決定ガイドの開発を行うことである。本年度は開発した意思決定ガイドを提供する群と提供しない群の2群に分け、ランダム化比較試験を行うためのプロトコールを作成した。また、実行可能性の評価のためのパイロットスタディを施行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
介入研究を行うにあたり、多施設の倫理審査委員会の承認に時間を要したが、当初のプロトコール通りに研究協力施設の協力を得ることができ、実施に至っているため。
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Strategy for Future Research Activity |
意思決定ガイドの実行可能性の評価を実施するにあたり、研究対象者は、介入群10名、対照群10名を予定している。現在ランダム化比較試験は、プロトコール通りに実施されており、介入群2名、対照群8名が終了している。今後も継続して対象者を募り、意思決定への葛藤や参加への効果について統計学的手法を用いて評価を行い、さらなる意思決定ガイドの洗練を行う予定である。
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Causes of Carryover |
多施設の倫理審査委員会からの承認に時間を要し、介入研究実施まで至らなかった期間が約半年あったため。今後は研究対象者のリクルート、質問紙調査実施のための交通費、研究補助者への謝金などに使用する予定である。
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