2017 Fiscal Year Annual Research Report
Prototype development of the tablet type health guidance course system by cooperation with a preservation of health teacher of towns and villages
Project/Area Number |
15K20804
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
田仲 里江 札幌市立大学, 看護学部, 助教 (40613683)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 生活習慣病予防 / タブレット型保健指導教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底に重点を置いた対策を推進するための、効果的で効率的な保健指導教材内容や保健指導方法を研究した文献は少ない。本研究と関連のある先行研究として、調査した自治体保健師の約6割がタブレット型携帯情報端末に興味を持っている2)と報告がある。また、タブレット型携帯情報端末は、持ち運びが簡易で提示も簡便なため情報提供ツールとしての活用も期待される2)とも報告されている。さらに、メタボリックシンドローム該当者へ行動変容ステージに合わせて保健指導を実施した研究では、ワークブック型のテキスト教材を使用することで対象者が減量できる可能性7)が報告されてる。そこで、本研究では、自治体保健師が個別保健指導で活用できる効果的なタブレット型教材システムのプロトタイプを開発することを目的とした。 1.文献検討による整理:これまで収集した文献に加えて、生活習慣病、保健指導などの国内外の文献を収集し、保健師の実施する健診後の保健指導について検討した。 2.フィールド調査の実施:市町村に研究協力を依頼し、市町村で健診後の保健指導を実施している保健師を対象に生活習慣病対策や重症化予防、保健指導に関する聞き取り調査を実施し、内容を分析中である。 3.インタビュー調査の実施:保健師が実施する保健指導や使用している保健指導教材に関する内容について項目の検討、および保健師による、保健指導がなされているかどうかの内容を分析中である。 4.タブレット型教材の試作・検討:(1)文献検討、フィールド調査、インタビュー調査の内容に基づき、市町村保健師と協働でタブレット型教材の内容について疾患ごとの保健指導内容が組み込まれているかについてや保健指導の流れなどを含めていて、住民が目的や教材の内容を理解できる内容を検討し、試作版を検討中である。
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