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2015 Fiscal Year Research-status Report

祖父母の育児サポート力向上に対する「孫育て支援プログラム」の開発

Research Project

Project/Area Number 15K20812
Research InstitutionKobe City College of Nursing

Principal Investigator

藤本 優子  神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (10636616)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords祖父母 / 子育て支援 / 支援プログラム
Outline of Annual Research Achievements

平成27年度は、研究目的1である「親と親の育児をサポートする祖父母それぞれが持つ孫育てに関するニーズの実態と特徴を明らかにする」を達成するため、質問紙調査の実施に向けて研究を遂行した。具体的には、次の2点である。
1.質問紙の作成
親を対象とした質問紙と祖父母を対象とした質問紙の2種類を独自に作成した。
本研究代表者が実施したこれまでの研究および先行研究と文献のレビューより、祖父母の育児サポートに関する内容を抽出した。その結果、祖父母が行う育児サポートには、食事や入浴の世話等の「身体的支援」、親の育児を労う等の「精神的支援」、金銭的・物的に支援する「経済的支援」、祖父母世代の伝統や文化を伝える「継承に関わる支援」の4つに係る内容が見出され、これに沿って質問項目を作成した。当該領域の研究者と保健師2名と共に、調査項目や表現方法の検討を重ね、内容妥当性を高めた。さらに、質問紙の回答所要時間を把握し、表面妥当性を高めるために、対象となる世代の15名と上記専門家2名にプレテストを行い、質問紙を作成した。
2.倫理委員会の承認
本研究は、目的1である「親と親の育児をサポートする祖父母それぞれが持つ孫育てに関するニーズの実態と特徴を明らかにする」ための質問紙調査と、目的2の「ニーズの実態と特徴に基づく祖父母向け孫育て支援プログラムを開発し、その内容と実施方法について有用性を検討する」ためのプログラム試行と評価のためのインタビューで構成される。平成27年度は、目的1を達成するための質問紙調査実施に係る部分について、本研究代表者の所属する大学倫理委員会の承認を得た。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

親を対象とした質問紙と祖父母を対象とした質問紙の両質問紙を作成するにあたり、質問項目の検討と精錬化に時間を要した。

Strategy for Future Research Activity

倫理委員会承認後、早急に調査の実施に着手しており、親世代を対象とした質問紙については、対象者への配布・回収が進んでいる。祖父母世代についても、各研究協力施設での具体的な配布時期・方法が決定し、順次データ収集を行う予定である。データが収集出来次第、統計学的手法で分析を行っていく。

Causes of Carryover

平成27年度にアンケート調査の実施予定であったが、質問紙作成が遅れたため、平成28年度に実施することになった。そのため、調査の実施に係る諸経費に繰り越しが生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

当初平成27年度の実施予定であった調査が、平成28年度に実施されるため、印刷・郵送等の調査に係る費用として当初予定していた諸経費として使用する予定である。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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