2015 Fiscal Year Research-status Report
60歳代の社会的役割に基づく健康支援プログラムの構築
Project/Area Number |
15K20817
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
仲野 宏子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (70625889)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 社会的役割 / 60歳代 / 健康課題 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、60歳代男女の社会的役割の実態と健康課題、健康支援へのニーズを具体化することである。 平成27年度は、調査内容の精錬のため、平成25年度調査を行った1700名分のデータを統計の専門家や使用した尺度の作成者にスーパーバイズを受けて分析を進めた。その結果、社会的役割のうち、孫の世話をする祖父母を中心に分析を進め、報告の一部を日本地域看護学会誌に論文掲載した。また、60歳代の社会的役割及び健康課題に関する国内の文献調査を系統的に行い、高齢者の社会的役割の特徴、および健康課題の整理は、継続して取り組んでいる。次年度は、郵送質問紙調査を進めて行く予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成27年度は、平成25年度に60歳代を対象とした質問紙調査データの分析を詳細に分析した。アンケート調査内容の精錬と論文掲載のためのデータの再分析に時間を要し、H27年度実施予定であった調査が遅れている。調査地域については、平成28年3月に県内の自治体から内諾が得られたので、28年度上半期に実施予定である。 保健師を担当としたインタビュー調査においても、文献検討の結果からインタビューガイドを作成し、調査フィールドとの調整を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、地域在住の60歳代を対象とした郵送質問紙調査を実施し、プログラム案の検討を進める。さらに、60歳代の健康支援に従事する保健師を対象としたインタビュー調査を実施し、60歳代の健康支援に関するプログラム案の検討を進める。
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Causes of Carryover |
当初より平成27年度~28年度の計画であることと、平成28年度に郵送質問紙調査の実施と変更になったことによる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
計画)郵送式質問紙調査、尺度使用料、学会発表等その他
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Research Products
(4 results)