2017 Fiscal Year Research-status Report
出生コホート調査における親子のスキンシップ頻度の実態および、その関連要因の解明
Project/Area Number |
15K20844
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
川西 康之 旭川医科大学, 医学部, 客員助教 (30624027)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | スキンシップ / エコチル / コホート研究 / 愛着 / 発達 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は平成29年度については、データ収集についておおむね順調に経過しているものの、データ解析作業は当初の計画よりやや遅れて経過している。 具体的には、スキンシップ頻度に関する調査については(平成28年1月より開始)、平成30年5月15日までに、7540通の調査票を送付し、5557通(解答率73.7%)の回答を得ている。 一方で、エコチル調査の1歳までの固定データ配布が、当初の予定から大幅に遅れ、2018年3月に行われたこともあり、スキンシップ頻度に影響を与える1歳時までの要因についてのデータ解析は実施できていない状況にあり、やや遅れた状況にある。 今後については、今年度中にスキンシップ頻度の実態に関する自記式質問票による調査は、終了予定である。また今年度中に、スキンシップ頻度に影響を与える1歳までの要因について、解析を行い、学会発表および論文化を目指す。 科研費における研究期間中(平成30年度内)に実施できそうな内容は、上記までになると予測されるが、今後将来的には、エコチル調査において、子供の状態に関するデータの固定が行われ次第、まずは3歳までのスキンシップ頻度に影響を与える要因について解析を行う。さらに、対人応答性尺度(SRS)の値の変化のパターンについて、スキンシップ頻度の調査を実施した前後(3歳、5歳)のデータを比較し、3歳半時点におけるスキンシップ頻度が対人応答性尺度の変化のパターンに及ぼす影響について明らかにすることを計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
エコチル調査の1歳までの固定データ配布が、当初の予定から大幅に遅れ、2018年3月に配布されたこともあり、スキンシップ頻度に影響を与える要因についての解析はやや遅れた状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度中にスキンシップ頻度の実態に関する自記式質問票による調査は、終了予定である。また今年度中に、スキンシップ頻度に影響を与える1歳までの要因について、解析を行う。 科研費における研究期間中に実施できそうな内容は、上記までになるが、今後将来的には、エコチル調査において、子供の状態に関するデータの固定が行われ次第、まずは3歳までのスキンシップ頻度に影響を与える要因について解析を行う。さらに、対人応答性尺度(SRS)の値の変化のパターンについて、スキンシップ頻度の調査を実施した前後のデータを比較し、スキンシップ頻度が対人応答性尺度の変化のパターンに及ぼす影響について明らかにすることを計画している。
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Causes of Carryover |
北海道大学CEHSの倫理審査が年一度のため、申請書を平成26年12月に提出していたが、承認が平成27年11月となった。このため平成27年度の調査開始時に、エコチルコホートの3歳以上の子が8千人の4割近くとなっていたため、年齢の均一化目的に対象年齢を3歳から3歳半に変更。当初3歳の場合に平成29年11月に調査終了予定であったが、平成30年5月までかかることになったため、平成30年度への延長が必要となり、次年度使用額が生じた。
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