2018 Fiscal Year Annual Research Report
Study of the impression change for speaking animation using interaction between voice and related animation
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15K21024
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Research Institution | Gunma National College of Technology |
Principal Investigator |
川本 真一 群馬工業高等専門学校, 電子情報工学科, 准教授 (70418507)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | リップシンク / 主観年齢 |
Outline of Annual Research Achievements |
音声を聞き取る際、音声に対応する発話映像を当時に視聴しながら音声を聞き取ることで、発話内容の理解を助けることが知られている。このことからコミュニケーションにおける音声と映像の相互作用にも情報が含まれると考えられる。音声とそれに対応する発話器官等の動きは密接に関係しており、特に唇の動きについては映像の中でも変化を確認しやすい情報である。視聴者としても音声に合わせて唇を動かすことで作成した発話アニメーションにより、言語情報のみならず非言語情報にも影響を与えるのではないかと考えた。そこで本研究では、発話アニメーションにおける音声と映像がそれぞれ持つ非言語情報の相互作用について実験的に検証することを試みた。本研究では特に、視聴者の印象の評定値として主観年齢に焦点を当てて、検討を進めた。 音声と静止顔画像を対象として、それぞれの刺激を視聴した際に感じた年齢(主観年齢)を付与した。また顔と声を同時に提示する際には、対象の顔と声を併せ持つ人物であると見なして主観年齢を付与し、その結果について分析を進めた。また、静止顔画像のかわりに、静止顔画像を利用して作成した発話アニメーションと組み合わせたときについても同様に主観年齢を付与し、その傾向を分析した。 その結果、音声と静止顔画像の組み合わせから受ける主観年齢の評価値と比較して、音声に発話アニメーションを付与することで主観年齢の評価値の傾向が変化することを確認した。
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Research Products
(2 results)