2017 Fiscal Year Annual Research Report
Study on Brain Computer Interface by SSVEP for healthy people
Project/Area Number |
15K21078
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
船瀬 新王 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60378239)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 脳波インタフェース / 定常性視覚誘発電位 / 脳波 / 視覚刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究のサブゴールは,(SG1):中心周波数と周辺周波数のパワーの関係性を明らかにする,(SG2):中心視野と周辺視野でのSSVEPのパワーの関連性を明らかにする,(SG3):点滅視覚刺激と被験者との距離における関連性を明らかにする,(SG4):点滅視覚刺激と周辺の明るさとの関連性を明らかにする,(SG5):(SG2)〜(SG4)までの関係性を考慮した(SG1)へのフィードバックを行う,(SG6):乾式電極を使用した際の脳波計測とその分類方法に関する検討するの6点である.本年度の行うための中心的なサブゴールは,(SG2),(SG3),(SG4)である.(SG3)については,照度計,輝度計を購入することにより,被験者の距離を複数用意しその際のSSVEPのパワー変動を計測した.(SG4)についても,購入した照度計を用いて,実験環境を暗闇の状況と日中の明るい状況でのSSVEPのパワーの差を観測した.さらに(SG2)については,視覚刺激の点滅位置を動かすことにより中心視野と周辺視野とのSSVEPの関連性について検討を行った.その結果,(SG3)の距離とSSVEPの関連性については,SSVEP刺激の照度にSSVEPのパワーが比例関係を持つことを明らかにした.その上で,距離とSSVEPのパワーの関連性は距離の2乗に反比例することを明らかにした.また,輝度が一定以上を持つ場合においては,(SG4)の結果から外界の照度に影響を受けることを明らかにした.ただし,この部分においては定量的な評価はいまだできていない.(SG3)に関しては,周辺視野と中心視野におけるSSVEPのパワー変動は大きく変化しないことを明らかにした.あくまでもSSVEP刺激への注意量に影響を強く受けることを明らかにした.
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